MMT、インフレとデフレ。ほぼ雑記。
ここ数ヶ月、MMTの理解が進んでいます。
モダンマネタリーセオリーは「現代貨幣理論」と訳されますが、現実には現代貨幣「解説」と訳す方が正しいのかもしれません。
過去、金兌換(きんだかん)性のあるお金、例えば金貨や銀貨は貨幣の流通量が、採掘量に限定されます。ドルが金本位制だった時分は、交換レートが設定されおり相対交換が約束されていました。
現代は金本位制が崩れ紙幣それ自体には何の価値もないのに、なぜ紙幣に価値があるのかと言えば、国家が保証しているから紙幣価値が約束されているのでなく、自分の属する国家に対する納税義務を果たすことが可能なために、日本人ならば円を求める。と説明するのがMMTです。
国家の財政破綻が騒がれる昨今ですが、自国通貨建ての国債であれば財政破綻がないことは財務省自体が認めています。
実は、無税国家は実現できます。ならば、なぜそうしないのか?問題はインフレ率の上昇にあるようです。インフレ=物価の上昇と捉えると、何だかよくわかりませんがインフレ=需要過多、デフレ=供給過多と考えれば、簡単に現状認識できます。
税負担がなければ使えるお金が実質で増えます。使えば供給が足りなくなりインフレ率が上昇するため、2~4%のインフレ率が適正だとされているようです。
消費税は逆進性が強く、低所得者の負担が大きい税です。所得税、法人税は累進課税と言われるように、高所得者になるほど負担が増え、低所得者に優しい税制です。「ビルト・イン・スタビライザー」と呼ばれています。
先日、市役所で納税しました。その際に窓口係りの人に「税金で給料もらってるくせに!」とか言われますか?と質問したところ、想像通り度々言われるそうです。税金が景気の過熱(インフレ率の上昇を抑える、つまりは需要過多を鎮める)を抑える事を目的とするならば、公務員に対して前記の言葉は虚しく響きます。
選挙や国会を開催する費用が「税金の無駄遣い」とは度々耳にする言葉ですが、デフレ(インフレ率が0%台)の現状では、お金を使うことはインフレ要因になるため、素晴らしいことだと思います。政治家の公費を削ることはデフレ要因になるため、気持ちは分かるものの、それを批判するのは馬鹿げていると考える次第です。
サスペンションやセッティングだけに留まらず、色々な事に興味を持ち調べるのはとても楽しい時間です。最近は「海はどうしてできたのか」という本を読み進めております。地球の成り立ちから、海の構造、材質など予想外の面白さに舌を巻いております。
注意 緻密ば勉強の上に成り立つ解説ではありませんので、興味を持った方はご自分で調べてください。間違いに対する指摘は受け付けておりません。