冶具製作、ブッシュ抜き

 二輪四輪問わず、エンドアイの焼き付けブッシュを抜くのは中々骨が折れます。

 圧入部品で径が大きく軸方向に長さがある程に、どんどん面倒になってゆきます。昨日はBMWのF10純正リアダンパーに嵌っている焼き付けブッシュを、旋盤に加えるために抜きました。見た目にガッチリしていたため受ける台座と押すための棒を造り、熱入れを行い無事に外れました。やはりかなり硬くはありましたが、しっかりした道具を用意すれば何とかなります。

 普段の作業でも同様の事例は多々あります。小さい工具で頑張ってぐいぐい力を入れても、回らないどころか頭を飛ばしそうになる場面で、大き目のがっちりした工具であれば、簡単に「パキッ」と音を立て小気味よく回ります。皆様も手痛い失敗を犯さない為にも、使う道具や環境をしっかり考えて作業に当たって頂ければ幸いです。

 

 2019116101522.JPG2019116101548.JPG