電動シートの好ましい点
最近の四輪車には電動シートを採用する車両が多くなっている様に思います。
電動シートは重い、動きが遅い、バッテリーが心配などあまり好ましく思っていませんでした。ちょっと一休みしようとシートを倒すのもバッテリー上がりが心配になります。単に私が小心者なのかもしれません。
しかし電動シートにも良い点があります。それは調整を微細に行えるのです。機械式の場合は内部のラチェット機構が働き、レバーを引くまでは一方向にしか動きません。つまりラチェット機構の歯の一コマが最小単位となっています。
電動シートの構造は知りませんが、ロック機構の一コマが微細で、そのため好みに近ずける事が容易です。バイクにおいて着座位置、ハンドル、ブレーキ、ステップ、ペダルなどかなり詳細に詰めてゆきますが、四輪車のドライビングポジションも同様に調整可能な箇所は徹底して変更します。車種によってはアクセルワイアーの遊びをなくせば、かなり車の印象も変わります。べダルの位置でも自分の操作を車に伝える「伝達率」は大幅に向上させられます。
未だ浮きっぱなしのBMW318Ciは調整箇所が多く、ドライビングポジションの調整は楽しいです。