ダンパーについて色々
ダンパーに必要な要件を色々考えています。
加工精度は作動性に影響します。その前にどれくらいの寸法が必要か、要求寸法を満たしているのか。スライドメタルなどムービングパーツの滑り具合、オイルシールの締め代、メッキの面粗度、オイル、オリフィス径、シムの組み方、ガス圧、エア抜きの具合(これは設計性能を発揮しているのかに影響し、メンテナンスサイクルにも大きく関係します)取り付け方、リンクなどのレバー比、セッティング、ライダーとの意思の疎通。
一般にはダンパーといえばスプリングレートと減衰ダイアルの調整、それにライダー間をどう取り持つかですが、一歩踏み込むと多くの要素の上に成り立っていると分かります。
車両全体を考えると、更に多くの事が関係、影響しあって一台の車が出来上がるので、現在の水準まで二輪車を作り上げた先人に、敬意を抱きます。