ウィンカー
CB400SFのパッケージング・モデル(いわゆるデモ車)を整備しています。
クリアウィンカーレンズだったので、純正のレンズに戻そうとしたところベースが割れたりうまく嵌らない事態に陥りました。たぶん安い社外品を用いたのだと思います。乗り味とウィンカーは関係ありませんが、上質な車両は細部まで手抜きをしないのが基本です。高いのは承知で純正ベースを発注しました。
ブレーキレバーやクラッチレバーも社外の調整式でした。これも純正に改め、そのレバーにも100分台で調整した砲金ブッシュを圧入し、滑らかな動きを実現します。マスターシリンダーとキャリパーの比率も私の好みに合わないので、変更する予定です。これもオークションなどで中古は探さずに、メーカーの新品を購入します。実はマスターシリンダーは中古を買ってピストンキットを使いオーバーホールするよりも、アッシで丸ごと用意した方が、手間などを鑑みると安い場合があります。
巷間には安く仕上げる方向のデフレマインドが蔓延していますが、当社はその流れに逆行し、乗らなくても見ただけで質感がわかる高品質を目指して参ります。