Z1のフロントフォーク改造の続き

 ライダース落合様の車両の続編です。

 Z1は古い車両なので、フロントフォークにはスライドメタル(インナーチューブ先端のベアリング)も、ガイドブッシュも(アウターチューブにはまるベアリング)ない直接金属同士が擦れ合う仕組みです。オイルに浸ってはいますが、ベアリングのあるほうが滑らかに動く上に長寿命、そのうえ初期のクリアランスを長期間維持できるメリットがあります。

 しかし、旧いフォークをただ滑らかに動くようにしただけでは、減衰が不足してただでさえフワフワしたサスペンションが、よりフワフワしますのでオイル粘度の変更は必須となります。今回はショーワのCB1300SFのカートリッジを流用し、SGCF(フォークカートリッジKIT)を製作しますので、ダンパーの作動性に関する心配はありません。

 巷間ではZ1やZ2の純正フォークにカートリッジを追加する例は見たことがないので、私の知る限りでは初めての案件です。近日完成予定なので進捗状況を随時報告します。楽しみにしてください。

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