ピストンを造りたい
技術開発のために、ピストンを造りたいのです。
最近、友人がシミュレーションで減衰調整ニードル部のオイルにどの様な現象が起きているのかを調べており、その報告を受けました。私の理解力では全てを把握はできませんが、最も重要な課題に関しては解き明かすことが出来たので、今後の減衰設定にはとても有益です。
先日、動画でピストン/シム系と調整ニードル部分の分担に関して問題にしたオイルロックポイントは、やはり相当程度確信をついており、ならば今後の減衰設定は思うままに進めるのが正解の様です。それはつまり、ピストン/シム系で主要な減衰を発生させ、ニードルは本当に微調整を行う程度が正しい、と言った訳です。
減衰調整部分の形状はオイルの流れにとても大きな影響を与えます。このニードル形状を細かく追い求めているのはオーリンズのTTxGP以外は今のところ(私の知る限り)は無いようです。このニードル形状も追い求めたいのですが、先ずはピストンから始めたい。なぜなら格好良いからです。やはりこの削り部分の造形は美しい。良質な造形から生み出される上質な減衰を体感したいものです。
そうなると小型でも良いので、マシニングが欲しくなります。試作品を自社生産できればこれに勝る喜びはありません。おいおい考えてゆきましょう。