FGとの交渉

 イタリアのボローニャ郊外にあるFG社へ訪れました。

 かなりの時間を割いて、問題点の改善と今後の方針を話し合いました。三日間のサスペンション講習があり、初日の夜は社長のFranco、社長夫人、Alessandro、スペイン人のEmanuelと五人で3時間ほどの会食。

 二日目は講習を受けていた20人近くの中で14人が集まり夕食、タクシー運転手が紹介してくれたトラットリーアへ行きました。

 三日目はダンパーの組み立てを見せる内容でしたが、それを抜け出して新たに担当となったSilvanoと話し合い、現物確認、交渉、今後の両社による未来図などを描きました。その後、Francoと最終の詰めを行いFG社を後にしました。

 ボローニャ・チェントゥラーレ駅へ送ってもらう車中、Silvanoと話をしました。彼は20年間、DIDと仕事をしていたので、日本人の精神性や良い点を理解しています。イタリア人の良い点も理解しその組み合わせは素晴らしい物だから、より良い関係を築く努力をしてくれそうです。彼は日本人と付き合うのは自分の哲学を形成する為に極めて重要だと語りました。私もイタリア人とのかかわりに同様の思いがあります。

 簡単には解決しない問題も多いと思いますが、長い時間を掛けて良い品を提供できるようにしようと、決意しました。

 

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