MT-07の部品開発を今更ながらですが、始めます。

 MT-07は友人が乗っており、お客様の車両も何度となく手掛けています。

 この度、長期貸与していたMT-07のFGが手元に戻って来たのを契機に、リアショックとフロントフォークの部品開発を進めます。

制作当時は本国設定がなかったので、当社で部品を制作して完成させた経緯があります。

 リアショックの基本は完成しており、この後の開発はバネ、減衰設定、車高の微調整を繰り返し最適な仕様を模索。

 フロントは主にスプリングレートを模索しつつ、テスト後半においてカートリッジ化でどれだけ操舵性が変化・向上するか試して楽しみたいと思います。

 特に車両を提供してくれる友人は四輪ですがダンパーメーカーの開発にも関わっていた人なので、その方にメーカー的な立ち位置から評価してもらえるのも楽しみの一つです。

 当社のような小規模なサスペンション屋は評価が偏る(それはそれで価値はありますが)傾向にあり、それを正す意味もあります。

細かい部分にエンドミルの切削後を残して、外観も作り込みました。

 当社としてはリアショックは基本、FQE11と呼ばれるイニシャル、減衰、車高調整のみを持つベーシックなモデルを販売しています。

 オプションとしてリザーブタンクをホース連結したFQT11も作れますが、FG社の設定がないため高額になります。それでも興味を持たれる方は一度相談して下さい。今のところ予定はありませんが、テスト段階でリザーブタンクを取り付けることになった際は当ブログでも紹介致します。

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