アインシュタインからヒントを得る

 先ごろ、偶然にもアインシュタインの言葉を立て続けて目にする機会があり、とても感銘を受けました。

 一つは柴山佳太さんと中野剛志さんの共著「グローバル恐慌の真相」に出てくる、「問題を起こした時の考え方で、問題は解決できない」です。
 非常に根源的な考えで、当たり前なのですが見落としがちな思考方法だと思います。

 もう一つは、これも何かの本で見かけましたが「これまでと同じ事をしているのに、違った結果を求めるのは狂気である」です。
 これもまた素晴らしいと感じました。いつもと同じ努力(実験、行動など様々)を続けていても、得られる結果は昨日までと一緒といったことです。

 特にバイクや車の問題解決を図ろうとする場合によく耳にする「何べんやっても上手くゆかない」というのは、方法論、技術、環境などの条件が整わないために、狙い通りに事が進まないわけです。であるならば、それらの要素を変えてゆかなければ、求める結果はえられないはずです。

 当社も昨年までとは違った動きをしているため、ここ数か月は思うような受注状況が達成できていませんでした。ならば、思い切って行動を変えるべきだとの結論に至り、営業方法を変更します。

 先ほどのブログにも書いたのですが、営業に悩んでいるから営業に関する本を読む。技術に悩んでいるから専門書を紐解くのでは、対処法しか見つからないような気がしています。

 ならば、ここは基本に立ち返り、文学、芸術、思想から哲学を通り越し物理法則などを見つめなおすほうが、慌てる心にはじれったく思えても、思わぬ解決方法を知ることになるのではないかと、そう思います。

 皆様も何か悩みがあれば、いつもと違った行動をとってみてはいかがでしょうか。