バレルを作りたい、他、今年の課題

 ここ数年、友人がサバイバルゲームに熱中しています。

 私はバイクでも楽器でもプレイヤーよりも、製作者として面白みを覚える傾向がある様です。

 この友人のために、銃身(バレル)を作ってみたくなりました。それは、この部品が弾丸の直進性に大きな影響を与えるからです。その製造に関する知識はゴルゴ13の中でした知り得ませんが、難しさは容易に想像が尽きます。
 長い金属に真っ直ぐ穴を開け、リーマ等で弾丸と銃身の隙間(クリアランス)を仕上げる。その仕上げも送り速度と回転数でバレル内面の螺旋角度が変わり、飛距離と直進安定性に大きな影響を及ぼすはずです。

 野球の投手が投げる球を参考に、回転数と飛距離の相関は想像できます。すぐに作るかはわかりませんが、とりあえず挑戦してみたい事柄の一つです。

 

 会社の課題として昨年の前半に行っていた勉強会を復活させます。月に一度、私が興味を持っている数学と物理を小野寺や梅山から学びたいと思います。例えば4週に分け、1私が得意なイタリア語、2小野寺の得意な数学(物理)、3セッティングの実際、4経営(ブランディング、マネジメント、会計)を学ぶ機会を設けます。中小零細と大企業の大きな差は学習を続けられる環境が整っているかどうかにあると思います。
 逆に零細企業が常に自助努力を続ければ、他との差を広げるのは可能なはずです。

 

 働き方改革と叫ばれて久しいのですが、巷間で言われるその本質は間違っています。メディア等で取り沙汰されているのは、時間効率の問題のみを取り上げている例が多く、それは間違いではないものの、それでは大きな改善は見られないと私は考えています。
 ではどうするのが正しいのか。例えば低価格大量生産を高価格少量生産(サービス)に切り替え、単価を上げる事により同じ作業をしつつ少ない数で大きな売り上げを達成して、生産性を上げるのが、中小零細には正しい道筋であると断じます。
 そのために必要なのは、考え方の切り替え(イタリア語ではCambia ideaと言います)です。お客様に大きな満足感を提供し、従業員に楽をさせる手段はこの道しかないと肝に命じて、今後もアイデアを絞り出します。