他次元(多次元)への誘い

 他次元と言う単語があるかは知りませんが、私の脳内には存在します。

 どういう事かと言えば、サスペンションの深みにハマると細部が気になり出します。これは他のどの様な事柄でも同様でしょうが、最初は大枠から入り徐々に各部の輪郭が見えてくると、まだ見えていない小さな部分に照準を合わせさらに拡大してゆく。これを延々続けるのが技術や学習の根本かと考えます。

 正直、一般の普通のなんでも無い、ただ良いバイク、車を作るのは現代ならばそれほど難しく無いはずです。それは前記の大枠がすでに見えており、発展期をすぎ成熟段階に到達しているからです。否!サスペンション道を極めんとする求道者はそれでは満足できません。

 以前に宇宙だか物理に関する雑誌(ニュートンだったと記憶していますが)を読んでいたら、高次元とは大きな世界ではなく、小さな世界を見る事だ。とありました。これは私の感覚としてもよく分かります。これまでにも同様の事をブログに書いて来ましたし、間違いないと確信している限りは執拗に言い続けます。

 つまりサスペンション道を極めるため細部の拡大化を続けると、他の次元を知る事ができるしそれは詰まり多次元であるという事です。そのためには自分の中でどこが一次元で二次元はどこからなのか?という境界線をハッキリさせる必要がありますので、それは自身で明確にする作業が必要ですし、人から問われた時に整然と答えられなければ求道者とは言えません。それについて今後時間をかけて考えてゆく(研究とは言えない)必須項目だと感じています。