ステアリングダンパーのO/Hあれこれ

 直近でKYBのステアリングダンパーが数多く作業を行いましたので、その一部を紹介いたします。

 ステアリングダンパーはオイル容量が極めて少ないので、実は作業が難しいのですが、弊社では作業が困難な初期OHLINS製も作業を重ねてきました。

 KYBは古くからドレンボルトを備え、エア抜きは比較的容易です。それでも人力ではかなり難しいため真空ポンプでの作業は必須となります。

 ご覧の様に専用のアタッチメントを製作し、小さな穴からでもしっかりと抜ける様にしております。

 全てのステアリングダンパーで可能とは言えませんが、それでも純正のO/Hを要望されるかたは一度相談してください。

 電制でも基本構造は変わらないため、大きな問題はありません。ただしOリング等の交換部品が増え、通路等が若干複雑になる傾向も見受けられますので、今後はO/H価格が上がる可能性はあります。

 令和6年3月現在の基本工賃は、部品代を含め送料税別で3万円です。

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