新型のヤマハR7を試乗したので、簡単に感想を述べる。

 たまたま乗る機会を得たので、現行のヤマハR7を試乗しました。

 基本はMT-07でしょうがフロントフォークやポジションなど割と大きく違っています。

シート高もありハンドルの距離は近い。

 MTもギリギリの範囲で設定されている車両と感じていましたが、いよいよR7では破綻したと言えます。もちろんこれは私の主観でしょう。しかしそう言うからにはそれなりの根拠が有るのも事実。

 エンジンやサスペンションなど基本構造は良い出来でした。最大の問題は着座位置です。あまりにも高すぎます。

 これは足着きの問題ではなく(意外と足着きは悪くない)、車両の中心と人間の置かれる位置が遠く一体感を持てない事に対する指摘です。

着座位置と車高以外は割りとまとまりが良い。

 着座位置が悪いとバイクを動かすのに余分な力が必要になるか、逆に動きすぎて神経質になります。今回の試乗では、例えばレース用のシートカウルに交換して、FRPのカウルに一枚滑り止めを貼る程度で丁度よくなりそうです。つまり30~50mm程度は着座位置を下げたい。

 これとは別に、リアの車高も若干高い。慣れないと着座位置と車高がもたらす動きの違いを区別出来ないので、難しい判断ですが根拠を持って確信しています。

 とりあえず新車からある程度の距離を乗って興奮が収まり、これから車両を自分に合わせ込んでゆく時に何が問題かわからない方は、シート高を何とかすれば良くなるかも知れませんので参考にしてください。

減衰調整はあるので、フロントの改造は期待できそうです。
リアショックは交換が前提で楽しめそうです。

Share your thoughts