桶川のレース結果報告【SP MID優勝】関東ロードミニ

 ゆっくりですが開発を継続して続けているリニアスプリングですが、令和5年12月10日開催の関東ロードミニSP MIDクラスで埜口直希さんが優勝しました。

 写真 56レーシングでご存知の河野さんです。

 予選1位は同じくリニアスプリングのテストライダーのフジタユウキさんでした。二人共若いライダーですが、有望です。

 二人のライダーは関西から遠征でしたが、関東勢がしてやられた形になって今いました。

 埜口直希さんは、事前の練習でリアショックのスプリングに悩み、変更や調整を繰り返していましたが、レース当日に新開発のスプリングへ交換し、感触が良くなったようです。以下は今回メカニックとして参加した直希さんの父・洋歩さんからのメッセージです。

旧型のバネは、イニシャルを5mm程度掛けていっても良い感触が得られなかったので、レース当日に新しいバネを使用しました。

 イニシャルを1.5mm程度として動き出しをわかり易く、立ち上がりで蹴りだしの良さをねらいました。結果としては、蹴りだしの良さは出たようです。

 奥のほうでバネが動く感じがわかり易かったそうです。反面、動き出しの渋さが感じられたようで、そこは今までのバネとの仕様違いでしょうかね?かなりイニシャルを抜いたのですが、1.5kg/mmのレート差で、ここまで変化が出るのは想定外でした。

 直希のインプレッションなので、どこまで信用できるかはわかりませんが・・・。まずは、1勝できたので良かったです

 今後も関西、関東の両方において、リニアスプリングの新型と旧型を比較し、使い勝手等を確認します。

 SPのエキスパートクラスでも弊社で販売、O/Hや仕様変更を行っているライダーの吉田さんが活躍してくれました。

 近年はレースへの関わりが少なくなっていましたが、今後はミニバイクのスプリング開発を軸にTTxも継続して仕様を煮詰めます。

 また大排気量は未定ですが、自社でもCRF450RモタードとCRF250Rの両方で試験や開発を進めます。

 

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