車両パッケージを夢想する
昨日、アルバイトの梅山にBMWのE90を試乗させました。
剛性やバランスなど、細部は分からなくても高評価を与えていました。そこで他と比較しながらE90の良い点を挙げ、問題や課題も同時に考えました。
今日の朝、始業前に梅山と車両パッケージについて話しながら、私自身の理想を絵にしてみました。それはV4で4気筒の2リッターエンジンでドライサンプ、フロントミッドシップで、トランスアクスル。エンジンはNAとターボの両方を選べる仕様。NAならば重量配分はフロント40リア60、ターボで45/55くらいで造れたら楽しそうです。実際は細かく仕上げてゆく中で変わってゆくと思いますが、これ位が楽しそうです。
高さ、幅、長さ、ホイールベースも細かく造り込みたいです。車両メーカーに就職して、企画が通れば最高でしょう。NC30等のようにカムギアトレインで、クランク角度も180度と360度を選択出来たりしたならば、バイクが根底にある人間にはこの上ない喜びです。
10年ほど前に、スバルのインプレッサGC6に乗っていましたが、改造してフロントのドライブシャフトを外しFR化しました。写真でもわかる通り、フロントオーバーハングの遠方にエンジンが位置し、そこからのリア駆動は運転していて、妙な感覚でした。その時は意味が分かりませんでしたが、今は分析できる程度の能力が備わり、そのパッケージの悪さが理解できます。
バイクはエンジンや車体の構成が千差万別で、四輪よりも自分好みを見つけやすいと思います。私はそこにボア・ストローク比やカムの駆動方式、バルブ数も好みがあるために、かなり選べない状況にあります。エンジンのデータを見る限りMT01が良いのですが、車体や重量が好みから外れるため、現状はBT1100ブルドッグに乗っています。これにハーレーの883エンジンを載せれば、かなり好みに近づきそうです。
二輪も四輪も好みがはっきりしてくるに従い、選択肢を失ってゆきます。こんな妄想を見つつ、最良の動きを目指してセッティングに明け暮れています。