フォルナレス

 フランスのフォルナレスがオーバーホールに入ってきました。

 バタバタしていて納期が掛かってしまいましたが、無事に作業を終えました。

 しかし、このダンパーは割と難しい作りだと思います。動き出しの柔らかさと奥の踏ん張りを出すのには、空気室が一つでは達成は無理に近いのが現実です。空気室を2つにして、低圧高圧で振り分ければかなり実現性が増します。更に低中高の3室を持たせれば、かなり良い乗り味を作れそうです。ただ、この方法ではリザーブタンクを持たないフォルナレスでは実現不可能です。リザーブタンクを空気室として使えれば最低でも2室は確保できるので、現実的となります。しかし、それはダンパー性能ではなく、スプリング性能の話です。そこからダンパー性能を高めようとすれば、構造は更に複雑になります。

 作業工賃は税抜きで¥36,000(送料込み)でした。

 

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