キャンペーン、カワサキ・H2のサスペンション
キャンペーンの前後サスペンションオーバーホールと、セッティング依頼でカワサキ・H2が入庫しました。
フロントフォークは現行のR1と同じ仕組みのKYBで、リアもKYBです。
R1で感じたフロントフォークの質感の高さはこのH2でも感じ取れました。旧来のモノに比べピストン径がかなり大径化され、安定した性能を有しているようです。構造もこれまでの作りとは大幅に違います。対して、リアサスはフロントフォークの水準に到達していないように思います。これは別の問題も関係している気がしています。H2は多分フロントタイアに載る重量が多いようで、そのせいでリアのセットを出しずらいのかも知れません。この辺りは感覚だけなので、真逆の事もあり得ます。機会があれば重量分布を調べてみます。
スーパーチャージャーの効いたエンジンはとんでもなく速いです。口外は出来ませんが、3速くらいまで全開(に出来ていたか自信はありませんが)にしたところ、とんでもない速度に達していました。この重量であの加速では、メーカーも造るのが大変だったと推測します。しかし、全体の仕上がりは上々で、楽しいバイクでした。